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新サービス開発のサボり事例

新サービス開発のサボり事例

添付写真は、とある人材紹介会社さんからいただいたメール。

金融やコンサルだと一度は聞いたことがある人材紹介・ヘッドハンティングの会社だが、もうなかなかの情報収集や提案力の低さでビックリ。

簡単にいうと、

  • プレミアム会員限定の新サービス
  • 私をそのプレミアム会員として扱っている上での連絡

という趣旨で、フィルタリング条件はおそらく、

  • 以前登録や面談をした記録があって、直近で連絡していない
  • 年齢が20代後半

というだけ。

なかなかのサボり新サービス。

新サービスというのも名ばかりで、要は、同じサービス(求職者への求人紹介と斡旋)をするけどレッテルを新たに付けただけというのがバレバレ。

しかも、私が最初にいた会社から転職してますか?と。

いやいや、LinkedInでフル公開しているが、その会社から2社を経て、3社目に当たる前職も退職してよと。

とはいえ、こちらの会社にほんの一瞬お世話になって対応いただいたことには感謝している。

しかも、その一瞬お世話になった時、人材紹介業界の主要KPIの1つである「転職決定率」も低いと見込まれる程度の、私の在庫/仕入れとしての質だったろうし、仮に転職決定しても大きな単価が見込めないペイオフの候補者だったかと思うので、対応自体がテキトーになるのは、ビジネス的には合理的な部分はある。

まあ要は、コールドリードなので、テキトーでいいやと。

旧来型の労働集約サービスでのオペレーションならわかる。というかそれが正しいと考える。

でも、これだけ情報収集がラクになっている時代において、そのような新サービスやそのオペレーションで良いのかと。

LinkedInのRecruiterの検索機能を使うことも数千円~数万円の課金でできるし、私の同姓同名はおそらく世界に居ないのでLinkedInの検索ボックスで調べるとほぼ100%の確率で私に行き当たることはできるかなと。

リテラシーやちょっとした検索で行き着けることをしない会社さんに、わざわざ頼ろうと思う人もなかにはいるだろうが、

「データ!データ!データ!」

「DX!DX!DX!」

と叫ばれている時代、そしてこの人材紹介会社がコンタクトした候補者への紹介先(紹介求人)も上記のようなことに取り組もうとしているものがたくさんあると容易に想像される中で、紹介する立場の人間/会社がリテラシーがめちゃ低いと、データもDXも分かっていないものとしてエージェントや会社としての候補者への説得力が全然無いなと感じる。

人材紹介は粗利も営業利益も(相対的には)作りやすいためPBRは1倍を超えるだろうが、こういった企業努力を怠る、特に東京の会社はさっさと退出してもらって、エージェントも流動化していってデータも使いながら貢献することに集中する会社に移られると良いなと思う。インテントデータとかガンガン使って、ニーズがある人や潜在ニーズがある人にどんどん効果的・効率的にアプローチして流動性を高めて稼いでほしい。