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日本のタクシー王子

日本のタクシー王子

日本やばすぎないか?

私の出身大学の先輩で、私の大学の卒業式(2018年3月)にスピーチしに来た日本交通の川鍋一朗氏が、「世田谷区の細い道を全部自動運転するには30年はかかる」という発言をしている。

タクシー業界のボス、日本交通の川鍋会長「自動運転は30年かかる」
タクシー大手・日本交通の川鍋一朗会長が「世田谷区の細い道を全部自動運転するには30年はかかる」との考えを示して



利権とか法律とか技術とか事業とかプレイヤーとかいろんな要素が絡んでいるとはいえ、運転技術はすでに人間よりも自動運転によるほうが優れていて、あとは量産体制と法律の問題がほとんであるなか、日本の隅々まで自動運転が行き渡るのが30年かかるのはやばすぎる。



当然、私は自動運転に関しても素人であり、技術的なところも専門家とは程遠いし、運転免許すら持っていないのですが(自動運転が来ればいいし東京では運転の必要性なんてほどんどない)、日本で自動運転が最終的に実現するのにあと30年かかるとしたら、やばすぎる。日本脱出。



なにがやばいかと言うと、技術的には可能な領域がどんどん広がっているなかで、いわゆる社会的な側面(人々が受け入れるかどうか、法律・許認可を整備・変更できるか)について、頑張ってもそれほど長い時間をかけなれば変えられないと思っているのがやばい。良い意味で社会を加速させる意識が全然感じられない。

「日本がやばい」というより「プレイヤーの意識がやばい」というのが正確な表現だろう。

個人的には、法律を変えやすい地域に移り住んで、そこでロビイングをしたりして自分が住みやすいようにするのが、個人としてのできる戦略だと考えている。

労働市場と同じで、人のニーズに答えられたりそれを超える環境を用意している企業が最終的に採用力があり、その企業の価値が高まり、更に採用力が高まる、というサイクルとなる。逆に言えば、選ばれない企業が出てきてしかるべきであり、タクシー王子会社についてもそういった圧力が健全にかかることが望ましいと考えている。タクシー王子会社にそれでも居続けるひとが大半であろうから絶望的ではあるが。



その労働市場⇔企業の関係を、地域レベルに置き換えるかたちとしたのが、上で書いた、法律の変えやすい地域に移り住むことである。例えば、集団で人口の少ない地域に移住すると、人口がそもそも少ないわけであるから投票権を講師すれば過半数の政党を変えたりとか新たに政党を移り住んだ自分たちで作って過半数を取ったりということは現実的に可能である。流山市の子育てがしやすい環境に人口が移動しているのは、切り口は違いますが1つの例である。